新作オペラ「女王卑弥呼」が、7月5日に奈良市三条宮前町のなら100年会館で上演される。
漫画「ベルサイユのばら」の作者、池田理代子さんが脚本を書き、国際コンクールで受賞を重ねる薮田翔一さんが作曲した。邪馬台国の女王は敵の武将をとりこにし、妹に玉座を狙われる。
6月に東京で上演した。今回の奈良公演は短縮版で、ソプラノ山口安紀子さん、テノール榛葉昌寛さん、バリトン村田孝高さんら主要キャストが歌う。池田さんが舞台に上がって進行する予定。第2部は「カルメン」「椿姫」などオペラの名曲を聞かせる。
奈良公演は出演者の意向がきっかけで実現する。来年はオーケストラが生演奏する本公演を、将来はロングラン公演をめざす。福岡の池田さんファンからも「九州で上演を」と要望があるという。「卑弥呼」はオペラでも畿内と九州が引っ張り合っている。
午後5時開演。当日5500円。問い合わせは実行委事務局(070・2424・1364)へ。